やりました!!!やっと、やっと!優勝できました!!!ドイツリーグに参戦して7シーズン。ようやく優勝できました!

とてもタフな試合でした。ディフェンスをハードにして、相手の得点を抑えてもなかなかオフェンスがうまくいかず我慢の展開がずっと続きました。最大16点差をつけられてしまいました。しかも後半に。

でもそこで諦めず、ディフェンスの強度をまた更に上げて、こちらのオフェンスのテンポも上げていくことにより相手がカオスな状況に入っていってくれました。少しずつ、少しずつ点差を縮めていくと相手チームの選手の表情がどんどん強張っていくのを感じました。

16点差をひっくり返し、64対63の1点差で勝利。しびれる展開でした。

勝ちたい!という気持ちは両チームもちろん持ってたし。その思いが強ければ勝てるか?というとそうじゃない。

どっちが勝ってもおかしくなかった。試合の勝敗を分けたのはなんなのだろう。ディフェンス?シュート確率?リバウンド数?確かにそれらの数字はランディルが上回ってはいました。それらも勝因なのでしょう。

でも僕は、数字だけじゃなく、お互いを信じ合って、やるべきことを常にやろうとし続けた末にこの勝利を勝ち取ったのではないか?と思います。

勝ちたい気持ちが強いからこそ、じゃあ勝つためにはどう行動するのか?日々の練習、試合中、生活の中も。すべてが繋がっています。

退団を決めたその年に優勝できるなんて。しかも16点差をひっくり返して。できすぎなくらいのストーリーでした。

 

ファンの皆さん、今シーズンも応援してくださりありがとうございました!東京パラリンピックで興味を持っていただいた方がいると思います。こんなにも多くの方々に試合を見ていただいたり、SNSで応援や激励の言葉をいただいたりしたのは今シーズンが初めてでした。

ドイツでの試合時間帯は、大抵日本は深夜なのに起きて応援してくださったり、アーカイブで見てくださったり。選手としてこんなに光栄なことはありません。

車いすバスケットボール、本当に奥が深く、繊細なスポーツです。もっと試合を見ていただいて、おもしろさにもっともっと気付いていただけたら、更に車いすバスケを見るのが楽しくなってきます!ぜひこれからも、車いすバスケットボールの応援をよろしくお願いします!

 

プレイオフはメダルを配られるのですが、今年のプレイオフは50周年記念だそうで、盾をいただきました。

Deutscher Meister。素敵な響き(笑)

大事に持って帰ります!

帰国まであと少し。こっちの仲間たちにしっかりと感謝とあいさつをして帰りたいと思います。さようならを言うのはとっても苦手です。